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世界のセレン(生産量の推移)

<2011/07/07更新>
 世界のセレンについて、USGS(米地質調査所)発表の資料をもとに表とグラフにまとめました。
 セレン(元素記号:Se)は、銅の電気精錬の副産物として得られます。セレンはゴム配合、鉄鋼合金、整流器などで消費を増えました。1970年までに整流器はシリコンに置き換えられましたが、普通紙複写機の感光体として使用されるようになりました。1980年代には有機感光体が増加により、セレンの消費は減少しました。1996年には、継続的な研究にって人体へのセレン投与とガン予防に正相関があることが明らかになりましたが、少量のため、セレン消費が大きく増加することはありませんでした。1990年代後半からの配管工事では、鉛排除の環境基準を満たすために、添加剤としてセレン(通常はビスマス)の重要性が高まりました。

■ 世界のセレン(国別生産量の推移)

(単位・・・トン) 1995年 2000年 2005年 2010年 埋蔵量
日本       551 612 635 780
ドイツ      115 100 14 680
ベルギー     250 150 200 200
カナダ      553 350 300 1706,000
ロシア      14020,000
チリ       46 49 82 7020,000
フィンランド   30 26 62 65
フィリピン    40 40 40 65500
ペルー      14 23 21 459,000
スウェーデン   30 20 20
インド      13
ザンビア     25 10
アメリカ     373withheldwithheldwithheld10,000
セルビア     30
その他      17 25 4323,000
合計(四捨五入) 2,070 1,410 1,390 2,26088,000
※空欄部分は極少または「その他」に含みます。
(出典) USGS「Mineral Commodity Summaries(鉱物商品概要)」

 
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