世界の工業用ダイヤモンド(生産量の推移)
<2011/07/07更新>
世界の工業用ダイヤモンドについて、USGS(米地質調査所)発表の資料をもとに表とグラフにまとめました。
ダイヤモンドは最も硬い材料で、室温で最高の熱伝導率を持っています。採掘されたダイヤモンドの中から宝石品質基準を満たさないものは工業用として、主に研磨材などに使用されます。競合する他の研磨材よりも高価であるにもかかわらず、研磨が速く長持ちすることから、コスト効果があると証明されています。
また、人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと違って無制限に製造することができます。そのため現在では、工業用ダイヤモンドの90%以上が人工ダイヤモンドです。
下記は工業用の天然ダイヤモンド生産量をまとめたものになります。
■ 世界の工業用ダイヤモンド(国別生産量の推移)
(単位・・・百万カラット) | 1995年 | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 埋蔵量 |
ロシア | 9 | 12 | 15 | 15 | 40 |
コンゴ | 13 | 14 | 25 | 14 | 150 |
オーストラリア | 22 | 15 | 20 | 11 | 95 |
ボツワナ | 5 | 5 | 8 | 7 | 130 |
南アフリカ | 5 | 7 | 9 | 3 | 70 |
中国 | 1 | 1 | 1 | 1 | 10 |
ブラジル | 1 | 1 | |||
その他 | 1 | 2 | 3 | 4 | 85 |
合計(四捨五入) | 58 | 56 | 81 | 55 | 580 |
(出典) USGS「Mineral Commodity Summaries(鉱物商品概要)」
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