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成績アップの生活習慣

■ 睡眠のメカニズムを知る
 ヒトはなぜ眠るのか。ヒトの脳細胞の数は6歳くらいまでに成人並みに達するといわれています。そして、一度壊れてしまうと二度と再生されません。一生同じ細胞を大事に使わないといけないのです。また、ヒトの脳は体重の約2%の重量に過ぎませんが、静養しているだけでも身体全体で使うエネルギーの約18%を消費します。眠らないと脳は活発に活動するのでオーバーヒートしてしまい、大切な脳細胞を破壊してしまう危険な状況に陥ります。
 脳を休めるノンレム睡眠は、午前2時頃をピークに朝方にかけて下がっていきます。また、午後10時から午前2時頃のあいだに体調を整えるホルモンが盛んに分泌されます。子どもにとって大切な成長ホルモンは睡眠後2~3時間のノンレム睡眠のときに分泌のピークを迎えます。ですので、成長期の子どもにとって夜10時までに寝ることは体の成長はもちろん、成績アップのためにも大切なことなのです。

■ 生活スケジュールを整える
朝食 まずは朝すっきりと起きることが大切です。明るい光を浴びて目覚め、洗顔やシャワーなどで自律神経を刺激し、体内時計をリセットします。そして朝食をしっかりとって脳と体に栄養補給します。そのためには朝早めに起きる必要があります。あたりまえのようですが、このように生活のリズムを整えていくことが成績アップの下地になります。
 もうひとつ大切なことは運動をしっかり行なうことです。学校のある日は問題ないと思いますが、休みの日はできるだけ外で体を動かすようにしましょう。そうすることで、体内時計を狂わせることなく生活のリズムを保つことができます。

■ いつ勉強するの?
 小学校に入ってからは一定の基準で学力の評価を受けるようになります。子どもにとっては、これから生きていくうえで大切な知識や技能を獲得していくことになります。学年が上がるにつれ、学習する内容も高度になり、つまづく場面も多くなります。その時の授業のなかで全て解決できれば良いのですが、わからないまま終わってしまう場合もでてきます。"考える習慣"がついている子どもの場合は、わからないまま放っておくことができず何とか解決しようとします。これが自発的な家庭学習の動機につながます。そして、そのような家庭学習を実践しているうちに、予習しておくと授業の内容がよくわかるかも知れないとか、さらに深く考えて未知の世界に思いをめぐらすなど、自ら問題意識をもって取りくむ姿勢がみられようになります。これが自立した家庭学習の習慣化です。
 ところが、最近のように情報が氾濫し外での遊びが減っていると、この"考える習慣"が育ちにくくなります。ですので、小学校に入ってからは子どもが自立して家庭学習ができるようになるまでは、生活スケジュールをしっかりみてあげる必要があります。初めのうちは、学校から帰ったら1時間または2ページ分など、子どもが少しがんばればできる分量にします。教材は市販のものなら難しすぎないものか作業的なものを、子どもと一緒に選ぶと良いでしょう。そしてお母さんは、子どもが勉強中は距離を置いて家事をするなど、なるべく教えないようにします。毅然とした態度で接するとともに、達成したあとに評価してあげることがポイントです。
 勉強することの大切さ、考えることの楽しさといったものを子どもが十分実感し自立できるようになるまで、粘り強く続けることが大切です。国民の3大義務の一つである「子どもに普通教育を受けさせる義務」は、ただ単に学校に行かせればよいというものではなく、子どもに勉強する(授業をしっかり受けられるように)準備を整えてあげることが家庭の役割だと思います。

 

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