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世界の泥炭(ピート)(生産量の推移)

<2011/07/07更新>
 世界の泥炭(ピート)について、USGS(米地質調査所)発表の資料をもとに表とグラフにまとめました。
 泥炭(ピート)は、再生可能な天然の植物由来の有機物質で、商業的に重要です。泥炭地は主に北半球の低湿地帯に位置し、広大な鉱床は、嫌気性(低酸素)下で植物遺骸が段階的に分解されて形成されます。その繊維構造と気孔率は、保水と排水を促進するので、園芸や農業において植物の培養土として広く使用されています。工業的には、油の吸収剤、汚染物質除去のろ過媒体として使用されます。また、北欧では火力発電のエネルギー源としても使用されています。

■ 世界の泥炭(ピート)(国別生産量の推移)

(単位・・・千トン) 1995年 2000年 2005年 2010年 埋蔵量
フィンランド   5,500 7,400 9,100 6,7006,000,000
アイルランド   6,850 5,500 5,400 4,300
ベラルーシ    10,315 2,100 1,900 2,600 400,000
ロシア      63,000 2,000 2,100 1,3001,000,000
カナダ      1,010 1,230 1,330 1,280 720,000
スウェーデン   700 930 1,280
ラトビア     4,402 650 800 1,000 76,000
エストニア    4,952 1,000 800 830 60,000
アメリカ     588 755 685 612 150,000
リトアニア    4,714 350 370 530 190,000
モルドバ     475 475 475
ウクライナ    21,000 1,000 1,000 450
ドイツ      2,980 2,980
イギリス     500
その他      1,020 760 1,530 1,4601,400,000
合計(四捨五入)128,000 27,400 26,400 23,00010,000,000
※空欄部分は極少または「その他」に含みます。
(出典) USGS「Mineral Commodity Summaries(鉱物商品概要)」

 
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