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＜2011/07/07更新＞
　世界のセメントについて、USGS（米地質調査所）発表の資料をもとに表とグラフにまとめました。
　セメントの原料は石灰石・粘土・珪石・酸化鉄などです。これらの原料を1,450℃以上で焼成すると、セメントの中間製品であるクリンカになります。このクリンカを粉砕し、石膏・混合材を加えるとセメントが出来上がります。
　セメントに水を加え、砂（細骨材）を混ぜた状態をモルタルと呼びます。これに砂利（粗骨材）と小石（骨材）を加えるとコンクリートになり、建設材として使用されます。
　セメント成分を含む各種廃棄物や副産物（例えば下水汚泥など）も利用（セメント化）されるなど、リサイクル社会を支えています。

■　世界のセメント（国別生産量の推移）

（単位･･･千トン）	1995年	2000年	2005年	2010年
中国	445,610	583,190	1,040,000	1,800,000
インド	70,000	95,000	145,000	220,000
アメリカ	78,320	89,510	101,000	63,500
トルコ	33,153	35,825	42,800	60,000
ブラジル	25,500	39,208	36,700	59,000
日本	90,474	81,300	69,600	56,000
イラン		20,000	32,700	55,000
スペイン	25,000	30,000	50,300	50,000
ベトナム			29,000	50,000
ロシア	36,400	32,400	48,700	49,000
エジプト		24,143	29,000	48,000
韓国	55,130	51,255	51,400	46,000
サウジアラビア			26,100	45,000
インドネシア	19,500	27,789	37,000	42,000
イタリア	35,000	36,000	46,400	35,000
メキシコ	23,971	31,677	36,000	34,000
タイ	26,500	32,000	37,900	31,000
ドイツ	40,000	38,000	30,600	31,000
パキスタン				30,000
フランス	21,000	20,000	21,300
台湾	22,478	18,500
その他	373,300	330,000	400,000	520,000
合計（四捨五入）	1,421,300	1,600,000	2,310,000	3,300,000

※空欄部分は極少または「その他」に含みます。
（出典）　USGS「Mineral Commodity Summaries(鉱物商品概要)」

■　世界のクリンカ（国別生産能力の推移）

（単位･･･千トン）	1995年	2000年	2005年	2010年
中国	400,000	550,000	950,000	1,500,000
インド	75,000	110,000	150,000	260,000
アメリカ	77,285	91,228	104,000	109,000
ロシア	80,000	65,000	65,000	65,000
トルコ	30,000	33,000	40,000	65,000
日本	97,500	96,000	74,000	63,000
イラン		26,000	34,000	57,000
ベトナム			17,000	55,000
ブラジル	35,000	45,000	45,000	55,000
サウジアラビア			24,000	50,000
韓国	57,000	62,000	62,000	50,000
タイ	30,000	48,000	50,000	50,000
エジプト		24,000	35,000	46,000
イタリア	45,000	46,000	46,000	46,000
パキスタン				45,000
インドネシア	22,500	45,000	42,000	42,000
スペイン	23,000	40,000	42,000	42,000
メキシコ	40,000	40,000	40,000	42,000
ドイツ	49,000	43,000	31,000	31,000
フランス	27,000	24,000	22,000
台湾	23,000	24,000
その他	350,000	350,000	327,000	470,000
合計（四捨五入）	1,500,000	1,700,000	2,200,000	3,100,000

※空欄部分は極少または「その他」に含みます。
（出典）　USGS「Mineral Commodity Summaries(鉱物商品概要)」

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