NOCS !

　目標が無ければ、自立した学習は行えません。個々の生徒さんに対して、常に目標を持って学習に取り組めるよう働きかけをしています。目標は大きく分けて、長期目標・中期目標・短期目標があります。長期目標は、将来の夢やライフスタイルといった人生観にかかわるものや、どんな職業に就きたいかという職業観などです。中期目標は、中学生であればどの高校に進学したいかなど、小学生であれば中学校でどれくらいの成績を目指すかなどを決めます。短期目標は、次回のテストや現在学んでいる学習単元の達成度を決めます。目標は具体的かつ長期的であればあるほど、学習に集中力や持続力がみられます。

　先行知識（基礎）がしっかりしないと、学習単元の理解を阻害する原因になります。例えば中1の数学で「方程式」の単元を学習する場合、それ以前に習った「正負の数」「文字式」をきちんと理解していないと方程式の問題は解けません。もしかしたら小学校段階まで戻る必要があるかもしれません。

　授業終了時にはその日の学習の達成度に応じて課題（宿題）がでます。課題の内容は、基礎の反復練習からじっくり時間をかけて解く応用・発展問題、あるいは新しい単元の予習など様々です。課題を提示する目的は知識や技能などを強化する目的もありますが、家庭学習（予習・復習）の習慣を定着させるねらいもあります。

　予習と復習、どちらが大切かといえば、復習の方です。自分自身の知識や技能を再確認することなしに試験には臨めませんし、理解不足の部分を残したままだとつまずきの原因になります。しかし予習の習慣も大切です。予習をすることで、余裕をもって授業を受けられるようになるばかりでなく、自分自身のわからなかった事柄についてポイントを絞り、注意深く聴くことができるようになります。結局は復習にかける時間が短くなり、効率よく学習をすすめることができます。

　生徒さんの学習状況に応じて、上の学年に進んで学習することも可能です。例えば、小学生の段階で中学の学習内容を学んだり、中学1年から2年までの間に中学校の学習内容を終えて高校の学習内容に進んだりすることも可能です。公立中学校に通いながら私立中学校と同等、またはそれ以上に学習をすすめることができます。

　高校入試を考えたとき、北海道の場合、まずは内申点の確保が重要になります。絶対評価の導入により定期テストにおける評価の比重が下がったものの、依然として定期テストの結果は重要な位置を占めています。

　学習塾ノックスでは定期テスト前に授業回数を増やして、テスト対策授業を実施しています。そして長年の経験から打ち出される出題予想と、個々の生徒さんの理解度を総合し、もっとも効果的な学習方法を毎回提示しながらおこないます。

　「過程は人間としての価値、結果は人生における価値」として、どちらも大切に評価します。学力とは人間のほんの一つの側面の評価に過ぎません。しかし、それによってその後の人生を左右されるものでもあります。いかに公正・公平に評価をおこなうかが重要になります。